戦利品

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そういえば先々週大阪に行ってきました。
大人計画のウーマンリブVol.12『SAD SONG FOR UGLY DAUGHTER』を見に行ったのです。
…なのに、
それより嬉しかったことがあったんです!
熊本から大阪への飛行機
機内で筒井康隆の『短篇小説講義』(1990年発行)を読んでおりました。
そこでは海外作家の名短篇が紹介されていたのですがその短篇を読みたきゃ、
「岩波文庫から出版された短篇シリーズを是非!」
…みたいなかんじで岩波文庫の宣伝が強調されていたので(笑)、
早速梅田の紀伊國書店に駆け込んだのですが
多分絶版状態……。
ガーン……
紹介しといて読ませないなんてあんまりだよ。
その後なんともモヤモヤした、“欲求不満”状態でダラダラ歩いていると小さな古本街に出くわしました。
あんまり小さな通りで(失礼ですが、あの大阪ですよね?東京・神保町はもっとすげーぞ)
絶版という不条理にムカムカしてたし(おいおいア●ゾン頼みかよ)
冷やかしに数軒の古本屋に入ったんですが(どーせ現代戯曲集なんてのも置いてねーんだろ)
な、なんと、
『いのち半ばに(アンブロウズ・ビアス作)』、
『ホフマン短篇集』
そして、そして
『トオマス・マン短篇集』(!)と紹介短篇が収録されているあの岩波文庫の三冊を見つけたのです。!!
見つけた瞬間、脈が早くなるのを感じました。
口元が緩み、店員さんに隠れてにやけてました。
いやーよかったなぁ!
本と縁だよ縁。
ありがと筒井氏、ありがと古本屋!!
そして、ありがとう梅田!!!
数々の失言、お詫び申し上げます。
誠に失礼しました。
あと古本に限らず、でっかい書店で色々買い込みました。
その中のひとつ、ちくま文庫の『カポーティ短篇集』を帰りの高速バスで読んでいました。
その短篇というのが創作というよりも若い頃カポーティが地中海周辺遊覧した時の紀行文のようなものでして。そのチャーミングな観察眼、言葉豊かな描写力に感化され、
帰りの道中、バスから眺めた風景を頭の中で文章に起こしたりしてしまったのもまた、カポーティと私を繋げた縁のせいだったりする。
…いや、今思うとただ単に高速バスで眠れなくて暇だったからかもしれないけど。
…ま、いっか。カポーティのせいだ。うん。つーかカポーティも小林薫がナレーションしてたキユーピーのCMで『ティファニーで朝食を』の引用を使ってたせいだし、じゃ小林薫のせいだ。またはキユーピーのせいだ。
でもそもそも小林薫が好きなのは、
……きりがないから止めよう。
ま、いいか。
思考は単独では存在しないわけだし。
とにかく嬉しかったであります!
とにかく今日もカポーティを読みますであります。

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